子どもからの暴言対策!

私は今、児童養護施設にて働いてます🙆児童養護施設とは…
「保護者のない児童、虐待されている児童など、環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設」とされています。

親からの虐待。辛辣な言葉を沢山浴びせられてきた子ども達がある程度大きくなるとどうなるのか。全く親と同じような子どもになります。
だって、そういうコミュニケーションを産まれてから誤学習してきてしまったから。

でも子どもたちも正しいコミュニケーションを学ぶ必要がある。それは一人の社会人として、世の中に出ていかなければならないから。

さて、私はこれまで、教員などを経てこの業界に入ってきました。教員時代もそれなりに、暴言を言われることはありました。
きっとこれを読んでいる方も悩まれていると思います。

私なりの対応としては、「相手にしない」です。これはどういうことかというと、まず、マインドとして、暴言自体が自分自身に言われていると思わないことが良いと思います。
どういうことかと言うと、自分に言われていると思うと、子どもが大人にバカにされるなんて、恥ずかしいという感情が出てきます。ましてやそれを見ている周りの目もあります。
「○○さん、子どもからあんなこと言われて悔しくないのかしら」
「○○さん、なめられてるわね」
など思われていると思ってしまいます。


でもよく考えてください。そもそも、暴言を言っているのは誰ですか?子ども自身ですよね?
私の考えは「子どもが考えて決めて発した言葉が暴言」となり、それは子ども自身の責任です。
支援者は何も悪くはありません。だから、落ち込む必要は全くないと思います。

次に、一番まずいパターンは子どもと言い合いになるパターンです。これは見ていて良いものでは、ありません。大人が子どもに対して声を荒げる姿は完全に大人の手の内を見せてしまってます。
子どもにとってみては、垂らした餌に食らいついてきたという感覚ぐらいしかないと思います。完全に子どもの良いように回されてしまい、こんな大人の言うこと聞きたくないと余計に思ってしまいます。


だから、大切なことは相手にしないこと。


最後にお釈迦様の言葉を紹介して終わりにします☺️
「悪口は受け取らないと相手に戻る」

これはある時、お釈迦様が道を歩いていると、ひがんだ男がお釈迦様に悪口を目の前で言ったそうです。

不満をためる弟子たちをよそに、お釈迦様は何も答えずただ、話を聞いていたそうです。そして一言。

「もし他人に贈り物をして、相手が受け取らなかったら、その贈り物は誰のものか」

こう聞かれた男は「そりゃ、相手が受け取らなかったら贈ろうとした者のものだろう」

男は答えてからすぐに気づきました。

そしてお釈迦様は男にこう告げました。

「そう、今、あなたは私のことをののしった。でも、私はそのののしりを受け取らなかった。だから、あなたが言ったことはすべて、あなたが受け取ることになる」

子どもからの暴言にイライラせず、淡々とやっていきましょう🎵